本を読むのが好きだ。
教師時代もよく読んでいた。
朝読書の時間はもちろん、給食を食べ終わった後、授業前の休み時間
暇さえあれば読んでいた。
私は国語の教師だったくせに文学はほぼ読まない。
その代わり、ビジネス書とかをよく読んでいた。
本を読んでいた理由は好きだから、だけではない。
思春期の中学生たちは、一人でいることに異様に恐怖を感じている。
「ぼっちだと思われたらどうしよう・・・」
そんな考えのせいで自分の過ごす時間を無駄にしてほしくない。
一人でいることは全然恥ずかしいことではない。
だったらその見本になろう。
そう思い、広い教室の中であえて読書をしていた。
4年間の教師生活で50冊くらい読んだと思う。
どれも良い本だったが、特に影響を受けたものを今日は紹介したい。
1 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 [ 山口 周 ]
2 麹町中学校の型破り校長 非常識な教え (SB新書) [ 工藤 勇一 ]
3 GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 [ アダム・グラント ]
4 天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ [ 北野 唯我 ]
5 「学力」の経済学 [ 中室 牧子 ]
1 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 [ 山口 周 ]
武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 [ 山口 周 ]
哲学を学んでみようかな、と誰しも一度は思うものだが、だいたい挫折する。思ってたんと違う、イメージしてたのは名言集的なやつ、という具合に。だからこそこの本は読みやすい。山口さんが厳選した哲学と、そのエピソードが紹介されている。だからこそ学校と哲学を重ね合わせることができた。「今って本で書かれていた状況と同じだよな・・・」なんて思うことも多かった。
2 麹町中学校の型破り校長 非常識な教え (SB新書) [ 工藤 勇一 ]
麹町中学校の型破り校長 非常識な教え (SB新書) [ 工藤 勇一 ]
宿題廃止、担任制廃止、定期テスト廃止など昨今話題のお方の本。読んでおいて損はない。「やっぱそうだよな・・・」と本に共感をしながらも、実際に同じことができそうか?というと結構厳しい。この本に書かれていることはもちろん実話だが、ファンタジーを読んでいる気分にもなる不思議な一冊である。
3 GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 [ アダム・グラント ]
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 [ アダム・グラント ]
以前も紹介したが、かなり影響を受けた。考え方という点で。本を読みつつ、紹介動画を見つつ、内容がボリューミーなため、一つ一つ確認しながら読んだほうがいい。そして、早いうちに「与える人」のマインドを子供達には教えるべき。「やってもらって当たり前」の感覚で生きてきた人には、雷が落ちるレベルの衝撃である。
4 天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ [ 北野 唯我 ]
天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ [ 北野 唯我 ]
これも以前紹介した本。この本で学べることは大いにある。しかし、なんといっても話がそもそも面白い。哲学とか人間心理をこうやって物語風で読者に伝えることができる北野さんには嫉妬してしまう。
5 「学力」の経済学 [ 中室 牧子 ]
「学力」の経済学 [ 中室 牧子 ]
学校てのはやっぱり伝統とか歴史が大好きだから「伝統だから」で済まされることは結構ある。伝統とかあんまり気にしない人にとってこの本は爽快である。昔からよく聞く「子供にご褒美あげすぎるのはよくないの?」とかあるある質問に統計データを用いて答えてくれる。この本で得た知識は常に頭の中に入れておくと、自分の言葉も少し変わってくるのではないだろうか。
まとめ
以上、本当はまだまだあるがキリがないのでこの辺にしておく。またの機会に別の本も紹介したい。なぜずっとこのような語り口調なのかというと
そうしたいときもあるってことです。
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