2月27日木曜日に
安倍総理が小学、中学、高校、特別支援学校に
休校要請を出しました。
これにより都道府県、市町村の教育委員会や学校現場は大混乱しました。
私は一端の現場職員ですから管理職の方々の苦労は分かりませんが
それでも現場の緊張感からなんとなくそれが分かりました。
おそらくほとんどの学校で28日の金曜日に
3月2日〜3月末までの臨時休業が伝えられたと思います。
これがどういうことなのかというと
突然その学年やクラスが終わる
ということなのです。
1年間過ごしてきた仲間たちとの日々が
残り1ヶ月しかないのだから
より大切にしよう、と子供や教師は強く思っていました。
事が事ですからその判断について
何か言うことはありませんが、
休校が発表された時
子供達は泣いていました。
突然のクラス解散に戸惑い、涙していました。
中には嬉しくてたまらない人もいたでしょう。
ですが1年間、充実した時間を過ごせていた人たちにとっては受け入れ難いことでした。
1ヶ月前倒しではありますが
私はクラスの生徒たちに最後の言葉を伝えました。
1年間の感謝はもちろんですが
終わりが突然くることだってある。
だから、いつ終わっても悔いがないよう毎日全力で生きてほしい。
ということ。
それから
今周りにいる仲間たちがいつまでも一緒にいるわけではない。
だから、常にそれを意識すればいつもより少しは優しくなれるんだよ。
ということを伝えました。
子供たちにとっては本当に信じられない
受け止められないことだと思います。
ですが、
突然の終わり
をその歳で経験できたのであれば
これからの人生を、時間を、出会う仲間を
これまで以上に大切に全力で
生き抜いてくれると信じています。
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