4年間教師をしていましたが、毎週道徳で何をやるか迷っていました。
もちろん教科書があるから、それをやればいいんだけど
「なんだかそれだけだとつまらない」
1年目の時からずっとそう思っていました。
だからこそオリジナルのプリントを作ってみたり
時にはアニメのDVDを見せたり
そんな試行錯誤を繰り返してました。
というわけで今回は私的に教科書よりも優先して
取り扱った方がいい(笑)本を2つ紹介します。
その1 天才を殺す凡人 北野唯我著
天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ [ 北野 唯我 ]
【概要】
世の中には3つのタイプの人間がいる。
独創性に優れた【天才】
再現性に優れた【秀才】
共感性に優れた【凡才】
世の中のほとんどが【凡才】であるため、
【凡才】を味方にするか敵にするかで・・・
みたいな本。(説明下手だね・・・)
【どんな授業をするか】
1 生徒たちに自分の【天才度】【秀才度】【凡才度】を円グラフに書いてもらう
2 円グラフの内訳の理由を書いてもらう
3 班で発表しあう、その際班員から意見をもらう
4 【天才】【秀才】【凡才】が持つ悩みを解説する
5 まとめの話
1 生徒たちに自分の【天才度】【秀才度】【凡才度】を円グラフに書いてもらう
だいたいみんな【凡才度】高めで書きます。机間指導しながら、コソコソ理由聞いたりするのがまた面白いです。
2 円グラフの理由を書いてもらう
「なんでそう思ったの?」と聞くと、結構ちゃんと考えてたりする。それが面白いです。
3 班で発表しあう、その際班員から意見をもらう
ここは結構盛り上がりますね。「いや〇〇は秀才だろ~」とかそんな会話が聞こえてきます。
4 【天才】【秀才】【凡才】が持つ悩みを解説する
【天才】【秀才】に憧れる人多いけど、この人たちにも悩みがあるんよ、と話す。
また3要素から更に派生するタイプも紹介する。
5 まとめの話
確かに多くの人は【凡才】なんだよ。でもね、努力次第で【秀才】にはなれると思うんだ。再現性というのは日々の反復だよね?いつでも自分の力が発揮できるってことなんだよ。そのために日々努力しなきゃだよね。【秀才】になる可能性は努力を続ける限り誰もが持っているよ。
こんな感じでまとめると良いかと。本の主旨とは異なるけど。特に受験生とかだと良いかも。
その2 GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代 アダム・グラント著
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 [ アダム・グラント ]
【概要】
世の中には3種類の人間がいる。
与える人【ギバー】
奪う人【テイカー】
調整する人【マッチャー】
世の中の大半は【マッチャーである】
一番成功しないのは【ギバー】だが
一番成功しているのも【ギバー】である
みたいな話です・・・
【どんな授業をするか】
1 生徒たちに自分はどのタイプか書いてもらう、理由も
2 班で発表しあう、その際班員から意見をもらう
3 【天才】【秀才】【凡才】が持つ悩みを解説する
4 まとめの話
1 生徒たちに自分はどのタイプか書いてもらう、理由も
自分で【テイカー】と書く生徒がいたり、面白いです。
合ってるな~、とか思いながら机間指導してた。
2 班で発表しあう、その際班員から意見をもらう
「お前はテイカーだろ」とかそんな野次も飛び交ったりする。
3 説明が難しいのでyoutubeを見せちゃう
中田敦彦さんが本を紹介している動画があるので、それを見せちゃう。
【GIVE&TAKE①】与える人こそ成功する時代
【GIVE&TAKE②】与える人こそ成功する時代
芸人のトーク力に委ねます。
4 まとめの話
学校は集団生活だからこそ、自分だけでは成り立たないよね。でも誰かがやってくれるなんて【テイカー】思想じゃ駄目だよね。最終的には多くを与えた【ギバー】が成功しているのだからみんなも与える側であろう。そんな話をします。多分中1の時とかの方がいいかもね。やるなら。
まとめ
以上が、道徳で取り上げたい2冊の本でした。
自分で教材を作るのは時間掛かるけど結構楽しいのでやってみてね。
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