天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ [ 北野 唯我 ]
この本は自己啓発に分類されるようですが
読んだ私としては
やる気が出てきた、というよりかは
今までのモヤモヤが解決した!
という感想を持ちました。
簡単に内容を解説します。
人間の才能は大きく3つに分かれており、
- 創造性に長けた天才
- 再現性に長けた秀才
- 共感性に長けた凡才
があるそうです。
その3つの要素は誰もが持ち合わせているけど
世の中の8.9割の人が凡才のようです。
言われてみれば、そうだなと思いました。
そして
凡才は秀才のことを天才と勘違いしている
というのも非常に共感ができました。
そして、天才を生かすも殺すも凡才次第
というのもよく分かります。
世の中の大半を占める凡才が評価してくれなければ、天才は生きていくことができないのです。
天才が生きるには、共感性を極めすぎた「共感の神」が必要である
というのも笑えるけど、実際そうだなと思いました。
で、ここからは私の感想です。
私は
天才にはなろうと思ってもなれないけど
秀才には努力次第で誰でもなれる
と感じました。
なぜなら再現性は、反復練習や日々の積み重ねで取得できるものだからです。
そして、今の世の中は秀才が有利な環境だと感じました。
数値化、言語化、それらに長けた秀才がどんどん上がっていける仕組みになっていますよね。
しかし、秀才の上には更に秀才がいて…のように
秀才として生きていく限りは
競争に勝ち続けなければならない
ということが分かりました。
それはビジネスの世界に限らず、スポーツの世界においてもです。
この本の面白さは
3つの能力をもとに自己分析できて、その上で作中の人物に自己投影できること
だと思っています。
この本には自分の能力と同じ人物が誰かしらいます。
それが面白いです。
内容は濃いけどサラッと読めます。
私は2時間程度で読み終わりました。
気になる方は是非ご一読ください!
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