独学で教員採用試験に合格した話①

キャリア

決して自慢したいわけではなく

参考にしていただければと思い書きます

ぜひ、これから公立学校の教員になりたいという人は参考にしてください。また、ならないよという人も見てってください。

さて教員採用試験にどう挑むか

試験を迎えるまでの準備の仕方としては

3つのやり方があると思っています。

1つ目は

大学の教員試験講座を受講

です。

早い人は大学1年の時から受講し、4年かけて試験の準備をしています。大学職員の方が受講者の面倒を見てくれます。座学から面接練習までしてくれます。

2つ目は

公務員試験向けの塾

です。

公務員全般のものから、業種に特化したものまでありますが、なんと言っても情報が充実しています。

過去問はもちろん、面接の傾向や小論文の添削など細やかな指導をしてくれます。

3つ目は

独学でやる

です。

言葉の通り独学です。自分のペースでやれるのは良いですが、全て自力なので大変です。

そして私のやり方は

3つ目の独学です。

なぜ、このやり方になったのか

それは私が大学3、4年時に外部指導していた中学校で、同じ部活を見ていた顧問の先生からのアドバイスがあったからです。

3年生の秋頃、その先生と採用試験の話をしていたのですが

「〇〇さんって分析得意だよね?」

と唐突に言われました。

「得意ですね。」と私も答えます。

ちなみに私は、過去の大会結果などを調べ尽くして、その情報を元に駅伝などの作戦を考えるいわゆる分析というものを、現役だった中学生の頃からしており、大学生になる頃にはその精度も上がっていました。だいたいのレースの予想を当てられるようになっていました。

「だったら試験半年前から本気で勉強始めなよ。まずは2ヶ月で過去問の分析してみな。」とその先生。

この言葉のお陰で今の私があるなんて、その時は思いもしませんでした…

言われた私は半年前からで大丈夫か?と不安になりつつもその言葉を信じる決意しました。

そして、年明けから採用試験に向けた勉強(分析)が始まりました。

ちなみにどうやって分析したのかというと

まずは5年分の過去問と大学ノートを用意しました。

そして大学ノートには

縦軸に領域(教育心理とか教育法とか人物とか)

横軸に年度(20〇〇年)

と書いた大きな表を作り

そこに過去問の答えを埋めていきました。

当然、年度によって質問や答えは異なりますが領域というジャンル分けをしてみることに意味がありました。

そうです、

私は過去問をもとに教員採用試験の出題傾向を分析していたのです。

表にまとめてみると

教育史における重要人物やキーワードは毎年、なんらかの形で登場していることが分かりました。

それは答えはもちろんのこと、問題文の中、4択の誤答としての選択肢などでした。

分析前までの私は

4年間で学んだ教育関連のことを総復習しなければと…

絶望していましたが、2ヶ月分析をすることで

・必ず覚える

・一応覚える

・覚える必要なし

と優先順位をつけることができたのです!(あくまで試験対策として!)

分析は教職科目に留まらず

一般科目、専門科目にも及びました。

そして、それらの科目にも共通点を見つけ出し

何を押さえるべきなのかを効率的にまとめることができたのです。

また、分析は出題傾向を知る以外にも役立つことがありました。

それは何かというと

問題文に慣れることができた

ということです。

分析をする上で必要なのは

過去問との睨めっこでした。

問題文を読んでは表にまとめる作業を繰り返していくうちに、はじめは読みづらさを感じていた形式的な難しい文章にも目が慣れたのです。

この分析で知識と自信をつけた私は

残りの4ヶ月で出題傾向に合いそうな参考書を買い、重点的に勉強することができました。

受験後は落ちたと思っていましたが…

結果的に一次試験に合格できたのはあの先生が教えてくれた分析による学習法があったからです。

今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

ちなみに一次試験は

教職科目、一般科目、専門科目のテストのみでした。

各都道府県によるとは思いますが。

ここまでが

独学で教員採用試験の一次試験に合格した話です。

次回は二次試験の話を書きます。

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