はじめに
近頃はTwitterとかでも「教師のバトン」が話題ですね。
それもあって、教師をこれから目指す人だけでなく
目指すこと自体を悩んでる人もたくさんいると思います。
そこで今回は
google検索を使って
「教師」スペースで一緒に検索されているキーワードから
何点かピックアップして、その実状を書いていきます。
ちなみに私は今年3月まで公立中学校で4年間教師をしていました。
なので、その経験も踏まえて今回の記事を書いていきます。
【目次】
まずは「教師」スペースで出てくるキーワードですが、
1位は教師のバトンでした。順位は以下の通りです。
1位 教師のバトン①
2位 教師 年収②(3位は教師 給料なので省略)
3位 教師 異動③
4位 教師になるには④
5位 教師 仕事内容⑤
6位 教師 服装⑥
7位 教師 大学⑦
google検索ではここまでなので
続いてラッコキーワードで「教師」と検索してみます。
https://related-keywords.com/result/suggest?q=%E6%95%99%E5%B8%AB
すると上記の順位に追加で
8位 教師 公務員⑧
9位 教師 転職⑨
10位 教師 イラスト⑩
とでてきました。
というわけで今回は①~⑤までを書いていきます。
⑥~⑩は別の回で書きます。
そもそも教師のバトンとはなんぞやってことですが
令和の日本型学校教育を実現していくため、時代の変化に応じた質の高い教師を確保するためには、より一層の働き方改革の推進や処遇の在り方の検討を進めることに加え、教職を目指す学生や社会人の方に、現職の教師が前向きに取り組んでいる姿を知ってもらうことが重要です。
そこで、令和3年2月に公表した「『令和の日本型教育』を担う教師の人材確保・質向上プラン」を踏まえ、このたび「#教師のバトン」プロジェクトを新たに開始いたします。(中略)
本プロジェクトは、学校での働き方改革による職場環境の改善やICTの効果的な活用、新しい教育実践など、学校現場で進行中の様々な改革事例やエピソードについて、現場の教師や保護者等がTwitter等のSNSで投稿いただくことにより、全国の学校現場の取組や、日々の教育活動における教師の思いを社会に広く知っていただくとともに、教職を目指す学生・社会人の方々の準備に役立てていただく取組です。
「#教師のバトン」のハッシュタグをつけた投稿をTwitterや特設フォームにて募集し、プロジェクト公式Twitter等のSNSで発信します。
あなたの学校や地域の教師の取組を遠く離れた教師に、ベテラン教師から若い教師に、現職の教師から教師を目指す学生や社会人に、学校の未来に向けてバトンをつなぐためのプロジェクトです。教師や教師を目指す方のみならず、児童生徒や保護者、地域の方々の皆さんからの投稿、プロジェクトチーム一同、心よりお待ちしております。
参照:https://www.mext.go.jp/mext_01301.html
文部科学省:「#教師のバトン」プロジェクトについて
教員志願者の減少から、現職の方たちにSNSを通じて仕事の魅力を発信してもらい志願者を増やそう!というのが本来の文部科学省の狙いだったはずですが・・・
フタを開けてみると、「#教師のバトン」で労働環境などへの不平不満が広がってしまったというわけです。これじゃ志願者はむしろ減りますよね。
教師の年収が気になる人が多いようですね。ブラックな労働環境と言われる中でも
ある程度年収が貰えれば、やろうかなという人もいるのでしょう。
私は現在26歳ですので、20代のことしか書きませんが・・・
参照:https://doda.jp/guide/heikin/age/
そもそも教員のみならず20代の平均年収は348万円だそうです。
これが手取りなのか、総支給なのかは定かではありませんが、
これが総支給だとするならば、平均よりも約100万円前後はもらっていました。
つまり、20代教師の給料は平均よりもはるかに高いということが分かります。
ちなみにデータでは30代の平均年収が444万円とのことですので
20代教師は30代の平均年収くらいもらっているということになります。
なので、教師の年収は【高い】ということが分かります。
もちろん福利厚生も整っていますので、その点でも心配はありません。
教師には異動が付きものですが、よくある全く別の都道府県への転勤
のようなものはありません。あくまで地区の中での異動です。
なので、好きな先生が異動しちゃった(泣)と思ったら
隣の学校にいた、なんてこともあります(笑)
異動の時期はだいたい5年くらいですかね。
初任者は5年で異動、とか各都道府県や市町村である程度決まっています。
ただあくまで原則です。
5年以上いることもありますし、逆に5年いないことだってあります。
その理由は様々です。
・組織上抜けるのが難しい
・家庭の事情(結婚やお子様の事情など)
とかですね。よくあることです。
ちなみに2月頃から、来年誰が来るとか、いなくなるとかで職員室もざわつきます。
教師になる、普通に考えると高校卒業後に4年生大学とか短大に通って
教員免許取得過程を受講して「教員免許」を取得して、教師になる権利を持つというイメージですよね。
公立であれば採用試験ですし、私立であればその学校の準ずる試験に合格するという感じですね。
ちなみに採用試験に落ちても、教員にはなれます。
都道府県によるでしょうが、いわゆる「臨時採用職員、臨採」です。
3月末に決まることが多いので、なかなか忙しいようです。
ちなみに臨採は4月に学校が始まってからも募集することがあります。
理由としては欠員や、病休代替などです。
なので3月に決まらなかったという人も粘り強く待っていれば声が掛かるかもしれません。
そのためには都道府県、市町村の教育事務局に登録しておく必要がありますので、忘れずに登録しておきましょう。【教師 臨時採用】で検索すればたくさん出てきます。
ちなみに、教員免許がなくても教師になれます!
↓公式HPはこちらから↓
Teach For JAPANでは教員免許を取得していない人でも、応募可能です。
https://teachforjapan.org/requirements_10th/
なので、
・大学で教育課程を受講していたけど単位を落として、免許が取れなくなった
・教育課程を受講してないけど、後から教員を志すようになった
という人も応募可能です。詳しくはHPを確認・してください。
ですが、HPを見る限りでは、4年生大学ないしは大学院卒業・終了見込みの方が対象のようです。
何はともあれ、教師になる手段はたくさんある、ということが分かります。
教師の仕事は「授業」だけではありません。
担任業務、部活動、委員会などたくさんあります。
学年によっては受験指導もありますし、1年生なら学校のルールを教えるところから始めなければいけません。
後は、交通安全、給食、環境とかがありますね。
いわゆる「校務分掌」というやつです。
簡単にいえば、「たくさん仕事があるからみんなで助け合って仕事を分担しましょう」
ということです。
おそらく、初任の先生がつまづくのがここです。
教育実習では授業をして、生徒と交流していれば済みましたが、実際の教師の業務はそれだけではありません。むしろそれよりもやることがたくさんあります。
それを知らずになってしまうと・・・ですね。
ちなみに勤務時間はだいたい8時15~20分くらいから16時40~50分くらですね。
先生たちがよくTwitterで言っているのは、「勤務時間外の業務が多い」ってことですね。
この時期であれば、部活動は18時くらいまでやっていますから、当然勤務時間外です。
その後に授業準備をしなければならない、ので大変ですね。
地域にもよるでしょうが、20時くらいに「子供が帰ってきません」と
保護者から問い合わせがくることもあるようです。
見つかれば良いですが、見つからなければその時間から出動ってこともあり得ますね。
まとめ
今回は①~⑤まで書きました。教員や給与や福利厚生面ではかなり優遇されています。その一方で勤務面、業務面での課題があるようです。次回は⑥~⑩まで書いていきます。
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