実は同じ組織で兄貴と働いている話の第3話になります。
家庭内絶縁をした我々兄弟は一緒の家に住みながら約4年間全く口を利きませんでした。
これは盛っていません。ガチです。
私が中学3年生から高校3年の間、
兄が高校2年から大学2年の間
兄弟の冷戦が続きました。
私はその期間、部活に全力を注ぎ
兄は暴走族、バーテンダー、お笑い芸人などになっていました。
そもそも生活する時間が違っていたのです。
私が5時に起き、22時には寝るのに対して
兄は22時に帰ってきて5時まで騒いでいる
そんな感じでした。
お互いを理解できるわけもなく
たまに家の中ですれ違っても
「よお」とすら会話をしませんでした。
そんな我々がどうやって互いの情報を知るかというと
親や、共通の知り合いから聞く話だけでした。
共通の知り合いから
「お前の兄貴、こういうことやってんだって?」
と聞かれても、私は「へ~そうなんだ」と答えることしかできませんでした。
ちなみに私は4年間教師をしていたので、3者面談で
兄弟関係に悩む生徒の話をよく聞いていました。
ですが
我々以上に関係性が悪い兄弟は聞いたことがありませんでした。
また下の子あるあるですが、
上の兄や姉に対して劣等感を抱いている人が多く
「兄貴に比べて自分は・・・」
という話をよく聞きます。
しかし私の場合は、兄貴と比較するものが何もなかったため
その悩みを持つことがなかったのはありがたいことでした(笑)
とまあそんなわけで
壮絶の4年間を過ごすわけですが
この家庭内絶縁関係は徐々に終わりを迎えます。
その話はまた明日書きたいと思います。
第3話終わり
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